GB: 御社の事業概要についてご紹介ください。
加藤 智久 様: (以下、敬称略)レアジョブは、25分129円~のオンライン英会話を提供しています。サービスの特徴としては、
・全てのレッスンが外国人とのマンツーマン
・25分あたり129円~という格安のレッスン料
・平日深夜や土日にご自宅で受講
といった点が挙げられます。
日本人は、英語を中・高・大学で何年間も勉強しています。文法などの基礎力は十分に身につけています。それでも、なかなかうまく英語を話せません。これは、基礎力を活かす機会、つまりたくさん話す・聞く機会がなかったためです。
レアジョブは、安価で良質なマンツーマンレッスンを大量に提供することを目的としている企業です。この「たくさん話せる・聞ける」点が、産経新聞や R25 など各種メディアで高く評価されております。おかげさまで、現在レアジョブは業界No.1のオンライン英会話サービスとなりました。(※)
GB: 弊社が出資することになった経緯について教えてください。
加藤: グローバル・ブレイン様とは、起業して3カ月目にメールでご連絡いただきました。そのメールには、「Web上でCtoCの取引を容易にするプラットフォーム」とありました。弊社はクラウドソーシングに近いビジネスモデルをとっておりますが、その点はウェブサイトでは一切うたっておりません。にもかかわらず、ご説明差し上げる前からその点をご理解いただいており、業界の知見やビジネスモデルへの理解が大変深いという印象を持ちました。
また、何回かお会いさせて頂く中で強く感じたのは、支援するという姿勢です。たとえば、資金調達には色々な手続きも必要ですが、弊社には法務の経験がなく、ただでさえ忙しい中、資金調達の準備になかなか時間が割けませんでした。そのような中、
・こちらがほとんど時間を割かなくてもいい段階まで、ほとんどの資料を作成してくださった
・こちらからの問い合わせにはメールで即日回答していただけた
どのVCの方も「支援します」と強調されますが、グローバル・ブレイン様ほど真剣なところは他になく、強い信頼感を抱きました。
最終的に、グローバル・ブレイン様に出資いただくことにしました。弊社はビジネスモデル上、それほど多くの資金需要があるわけではありません。あの時点で資金調達しないという選択肢もあったのですが、それでも出資をお願いしました。なぜなら、仲間が欲しかったためです。弊社内の人間だけでできることには限りがあります。資金を出すだけではなく、ともに事業の成長に挑戦してくれる仲間。グローバル・ブレイン様なら、そういう仲間になっていただける。そう考えて、出資をお願いいたしました。
GB: 実際に出資後の弊社の印象を教えて下さい。また、弊社に期待することについても、併せて教えて頂けないでしょうか。
加藤: グローバル・ブレイン様とは、週に1回のミーティングにて弊社の事業進捗を報告し、様々なフィードバックを頂いております。どのような媒体にどのような広告を出すと有効か、どのタイミングでどのような人を採用すべきか、などの知見は経営判断にとても役立っております。
また、実務面ではプロフェッショナル業務でご支援いただいております。具体的には、弊社に最適な経理処理方法をお教えくださったり、ストックオプションや株式分割などの書類をご準備いただいたりなどです。自分だけでやった場合に、相応の試行錯誤と時間が必要な分野ですので、グローバル・ブレイン様に仲間に入ってもらってよかったと心から感じております。また、適切な人材をご紹介いただくこともあり、大変助かっております。
今後は、中長期の戦略面でのバックアップ(将来の事業拡大を見据えた、海外市場や国内の付随市場などの市場性評価や、戦略的提携の模索)や、海外の法務面のご支援もお願いできればと考えているのですが、これは少し甘え過ぎでしょうか。
GB: 最後に、今後の事業の抱負についてお聞かせください。
加藤: まだまだ弊社事業には、「Web上でCtoCの取引を容易にするプラットフォーム」として足らない点が数多くあり、その点を強化していきたいと考えております。同時に、規模も今以上に拡大していきたいと考えております。現在、「インターネットで英会話レッスンが格安で受けられる」ことをほとんどの方がご存じではありません。「英会話は高い」と多くの方が誤解していらっしゃいます。同業のオンライン英会話の方との協働も模索しながら、オンライン英会話自体の認知度を世の中で上げていくことを検討しております。これらを通じて、日本人の英語力向上、ひいては日本の国際競争力向上に貢献できればと考えております。
また、ある程度規模のメドがついた段階で、海外の英会話市場も攻め、将来的には、英会話における世界最大のプレーヤーになること、そして英会話にとどまらず、CtoCのサービス取引のデファクトスタンダードになることを目標として掲げております。優秀な個人が国境などに関わらずその能力を適切に評価され働くことのできるプラットフォームの構築。これがレアジョブの使命・存在意義だと考えております。
GB: 御社の目標実現に向けて、我々も引き続きご支援をさせて頂きたいと思います。本日は、ありがとうございました。
※ 日本人向けにサービスを展開している、スカイプを用いたオンライン英会話サービスのウェブサイトにて、 提供レッスン数を確認し、業界No.1と判断させて頂きました。提供レッスン数や予約状況を公表していないサービスは除外しております。
掲載記事
- 激安在宅レッスンができるワケ(産経新聞 2008/4/23)
- スカイプを使ったオンライン英会話軽い気持ちで体験してみたら…(R25 2007/12/28)

