GB: 坂井様、本日は大変お忙しいところありがとうございます。早速ですが、貴社が力を入れている事業戦略についてお話いただけますでしょうか。
坂井俊朗 様: (以下、敬称略)Sunは設立以来“The Network Is The Computer”を提唱してまいりましたが、それはいまや時代を担う理念となりました。我々Sunは、ネットワーク・コンピューティングを実現するため市場やお客様が真に望んでいる事は何かを考え、3つの結論を導き出しました。それは
1. コストを削減し、複雑さを排除したい
2. ネットワークサービスの迅速な展開を図りたい
3. 機密性を確保し機動性も実現したい
ということです。具体的に言うと例えば、システムを構築し運用するコストにはさまざまな要素があります。ハードウェア、ソフトウェア、ライセンス費用をはじめ、システム開発や統合、システム導入、システム運用管理の人件費などのコンピューティング・コスト全体を削減することもそのひとつです。先に述べた3 点を実現するため我々Sunに求められていることは、『技術でのイノベーションを起こし、技術による解決策を見つける』ことです。Sunは、これら3点を実現するための戦略・提携・投資を重点的に行っております。
GB: 坂井様が現在、携われている事業内容について教えていただけますでしょうか。
坂井: 私が担当するパートナー第二営業本部における最大のミッションは、既存のパートナー様との提携関係をさらに深めることと新しいパートナー様との連携を推進していくことです。と同時に、パートナー様の得意分野ごとのソリューションアライアンスを構築していきたいと考えております。
GB: 貴社はベンチャー企業との提携にも積極的に取り組んでいらっしゃいますが、ベンチャー企業に期待すること、また、どのようなベンチャー企業と組みたいとお考えでしょうか。
坂井: 新しい技術が先に生まれその技術によって新しいビジネスが生まれるようなケースと、先にビジネスが存在してそれを推進するもしくは問題点を解決する為に必要な技術が生まれるようなケースと二つのケースがあると思いますが、何れにしてもビジネスが絡まないと技術は埋もれてしまいます。そして、ビジネスを成功させ続けるためには、最適なビジネス・パートナーとの出会いがなにより重要と考えています。Sunからも新しい技術は生まれて来ていますが、今後、先に述べたような重点戦略に必要な技術はSunばかりでなく、日本国内のベンチャー企業の中からも生まれてくるでしょう。そういった優れたテクノロジー、ビジネスモデルを持つベンチャー企業とより多く接触し、お互いに良い化学反応を起こせるような関係を構築していきたいと考えております。
GB:
GBとの関わりと今後、インキュベーターであるGBに期待することについてお聞かせいただけますでしょうか。
坂井: 米国の場合、ベンチャーが成功している要因に先に申し上げた新しいビジネスが生まれる二つのケースを優秀なインキュベーターがサポートしている場合が多いです。グローバル・ブレインは、Sunをはじめ多くのパートナー企業や各方面の第一線で活躍されているパートナー個人とアライアンスを組まれ、技術とビジネスのパイプ役をなさっているインキュベーターであり、大変信頼しております。日本ではグローバル・ブレインとのアライアンスを通じ、Sunの戦略やビジョンをベンチャー企業に伝える機会が増えたことで有益な提携関係が数多く生まれています。今後も引き続き有望なベンチャー企業をご紹介いただき、良い提携関係とそれによって生まれる優れたテクノロジー、サービスが日本発で生まれて行くことを期待しております。
GB: 最後に、ベンチャー企業へのメッセージをいただけますでしょうか。
坂井: Sunも創業時は社員数4名のベンチャー企業でした。日本のベンチャー企業においても顧客満足を向上し、新たなテクノロジー、サービスを世界へ向けて発信できるチャンスは数多く存在しています。今後も、優れた技術、製品、サービス、ビジネスモデルをお持ちのベンチャー企業に出会い、Sunとのアライアンスを通じてビジネスチャンスを拡大していけるよう、提携関係を深めていきたいと考えております。
GB: GBとしても貴社とのパートナーシップをさらに強固なものにし、優れたベンチャー企業をともに支援していきたいと願っております。本日はありがとうございました。

